故郷の幼なじみ

友達は今も昔も多い方ではないけれど、少ないわけでもない。
社会人になってからできた友達と、小学校や中学校からのつきあいがある友達とではつきあい方が少し違う。
小さい頃は学歴とか趣味とか関係なく、いつの間にか傍にいて、いつの間にか仲良くなって、いつの間にか関係が続いている。
故郷を離れて久しいけれど、今でも年に1度帰省するたびに、会っている。会うのは1年ぶりだったり数カ月ぶりだったりするけれど、お互い会わない年月分だけ年を取るけれど、その会わない間の年月を感じさせることなく話ができる。不思議なものだ。
故郷にいる友人達は私とは違った時間と空間の中で生きていると思う。それでも大事な友達だ。
故郷の友達とは別に社会人になってからできた友人達がいる。職を転々としているけれど、その時々で仕事を通してできた友人達だ。
私の場合来るモノ拒まず、去るもの追わない主義なので、その職場を辞めても、先方から連絡が来ない限り自分から連絡を取ることは少ない。
だからその職場で働いているときは、その時の友達はできるけれど、仕事を辞めてしばらくすると関係が途絶えてしまうことが多い。
だから社会人になってできた友達で、前職までの職場でできた友達のうち、今でもつきあいがあるのは1人か2人だ。しかも滅多に会うことがない。
職場でできた友達と話す内容は、主に職場の話であるから、職場を離れてしまった私にはその話にはついていけないし、共感もできない。
趣味や志向が合った場合もあるけれど、当時と今の私では生活スタイルが違うから、そういった環境の変化を超えてまでつきあい続ける友人は希少だ。
その点故郷の友人達は私のライフスタイル如何に関わらず、何も飾らない素の私を知っている。一緒に部活動をした仲間だったから苦楽も共にしている。
故郷に帰って親兄弟に会うことも大事だけれど、そういった友達と一緒の時間を過ごすことも心がホッと和む貴重な時間だ。